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  2. 伝統工法に必要な大工道具

【墨壺】すみつぼ

丸太の文字や木材に基準となる直線や印などを引くために使われる道具。


【差し金】

L字型の直角な工具。寸単位でのメモリがついている。直線を引く場合や直角の墨を引く場合に用いる。


【突きノミ】

木槌でたたくものではなく、突いて仕上げる道具。鉋などが使えない場所で使うことが多い。


【やり鉋】

鉋がない時代に使われていた道具。梁丸太などの仕上げに使用する場合があります。


【釿】チョウナ

梁丸太の下端の化粧加工に使う道具で、仕上がりは凹凸がでる。昔は梁丸太の仕上げはチョウナを使っていたことが多い。


【鑿】ノミ

木材に穴を掘ったり、加工する場合に使用する道具。木槌などでたたいて使う。


【彫刻刀】

神社仏閣で用いる彫刻などを彫るために使用する道具。


【鉋】カンナ

材木の表面を削り仕上げる道具。鉋を使いミクロンの削りの技術を競う「削ろう会」という全国で開催される大会がある。


【五徳鉋】

特殊な継手やホソなどの加工に使用する場合に役立つ道具。


【罫引】けびき

一定に墨(目印)を付けたり、薄い木材を引き割る時に使用する道具。


【鋸】ノコギリ

日本では引いた時に切れるようにできている。木材を切断するために使用する道具。


【木槌】

木製の道具の微妙な調整をするための道具。