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土壁について

伝統工法を選ぶ
五つの理由
(土壁)

伝統工法を選ぶ
五つの理由
(土壁)

土壁に
こだわった作り

昔、冷蔵庫の無い時代に蔵に食品を入れていたのをご存知でしょうか。それは、年間通じて温度が家より低いからです。土壁は厚さによって熱が伝わりにくいものです。それが証拠に舗装道路の上を夏に素足で歩くと、やけどするほどですが土の上は、さほどにありません西本願寺の壁厚は30センチで、もし火災になっても4時間ぐらいは、持ちこたえます。

現在、私の土場で左官さんにお願いして深さ1メートル、巾3.5メートル、長さ10メートルのプールで壁土を5年前から発酵させています。発酵させる為には,稲藁、古畳を15センチ程度に切って土に混ぜて水を加えて、ユンボでかき混ぜています。植物である藁は腐って発酵し、植物繊維のセルロースと糊気のあるリグニンに分解し土が強くなっていくそうです。発酵土を蔵の様に壁に厚く塗る事で、エアコンの使用をおさえる事ができるのです。この土は化学物質はいっさいはいっていません、ですから、地球にやさしいのです。
(発酵させることで強度が増し、剥がれにくくなります。)

土壁について

《 クロスと土壁の違い 》
クロスのホルムアルデヒドが原因で子供のアトピーや健康被害、ぜんそくなどの原因の可能性も!
土壁は、湿気調節を行ってくれる特徴があります。
断熱効果・蓄熱効果・結露しにくい土壁は工期が長く、生産性が低いといった施工のマイナス面があるが、使用中はもとより、破棄時にも有害な物質を出さないなど地球環境や健康上、非常にすぐれていると思います。

《 土壁の防耐火性能 》
そもそも土は厚さが同じであれば、耐火構造であるコンクリート壁よりも熱を通しにくいのです。