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梁丸太・長ホゾ、込み栓について

伝統工法を選ぶ理由
(梁丸太・長ホゾ、込み栓)

伝統工法を選ぶ理由
(梁丸太・長ホゾ、込み栓)

梁丸太を使った
昔ながらの建築法

梁丸太とは、棟木の下に平行に棟の荷重を受ける為に入っている丸太のことです。
人間で言えば背骨の様なものですね、百年以上持たせる家には必ず必要なものです。
現代の家には、ほとんど使われなくなりました。この梁丸太の荷重を支えるのが、梁であり、虹通であります。この木組みを通常、和小屋と言います。日本人の昔ながらの仕事知恵です。
この先人の知恵、伝統文化をあえて私たちは、次世代に残そうと取り組んでいます。

長ホゾ、
込み栓を使った
手刻みの伝統工法

通り柱に3cmの横ボソを入れてボルトで引っ張っているのと、貫通させて込み栓を打っているのと、どちらが強いと思いますか?社寺、仏閣、文化財などの建築物は必ずホゾが貫通しています。ある解体屋さんは、羽子板ボルトの家より込み栓で建てている家の解体の方が、壊れにくいと言っていました。込み栓は、クサビの原理を応用しています。

ただ、木と鉄は相性がよくありません。建前の時にいくらきつくボルトを締めつけても、造作時にはもうがたがたにゆるんでいる場合もあります。ところが、込み栓は家が建っている間、すなわち、100年でも引っ張り続けているのです。込み栓(樫の木)では、通し柱の差口、柱の上下、小屋束の上下に至るまで打っています。一軒の家で300・00本使います。